本日二回目の更新。9月30日できりがいいので一気にいきます!!
決勝戦。対戦相手は、今年の春の甲子園にも出場した、優勝候補の最右翼だった。
3対4で迎えた九回裏、場面はツーアウト二塁。バッターは前の打席でホームランを打っている次郎。
相手チームは協議をしたあと、次郎を敬遠した。
監督である加地は「敬遠したことを、心の底から後悔させてやるから。敬遠のフォアボールはいかなる場合も使うべきではないというイノベーションを、おれは今ここで起こすんだ」といった。
鋭い金属音が鳴り響いたかと思うと、勢いよくボールは弾き返された。
5対4逆転サヨナラ。
初優勝を成し遂げ、甲子園の出場を決めた瞬間だった。
それから一週間後、甲子園の開会式直前正義がインタビューを受けていた。
「甲子園では、どんな野球をしたいですか?」
みなみは正義がなんと答えるのか興味を持っていた。
当たり障りのないことを答えるのか、それとも「顧客に感動を与える」という野球部の定義を言うのか、あるいは、ノーバント・ノーボール作戦に代表されるイノベーションのことを話すのだろうか。
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「あなたは、どんな野球をしてもらいたいですか?」
「ぼくたちは、それを聞きたいのです。ぼくたちは、それをマーケティングしたいのです。なぜなら、
ぼくたちはみんながしてもらいたいと思うような野球をしたいからです。ぼくたちは顧客からスター
トしたいのです。顧客が価値ありとし、必要とし、求めているものから、野球をスタートしたいのです」
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正義のこの言葉の中にこそ、企業の『あるべき姿』があるのではないでしょうか。
マーケティングとイノベーション。
~~おわり~~
更新を予定より4ヶ月ほどサボったため(←サボりすぎだろww)、随分時間がかかってしまいましたがシリーズ【ドラッカー】はこれで終わりです。
今後は【経営格言】を充実させたり、他にも新しいシリーズを始められたらと考えていますので、また見に来てください。
どんなシリーズがいいですか?(正義風)
私、佐藤望の第一子が近々誕生しそうです。
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